◎2015年9月19日（土）14時～16時　
◎会場：千里公民館（千里中央コラボ内）　◎出席者数7名（うち行政1名）

7月11日のサロン「交通と移動～千里のなんだ坂、こんな坂～」では、丘陵部に作られた坂の多い千里ニュータウンにおいて、その苦労や解消をどうするかを意見交換しました。（ブログ）
今回のパート２では、千里ニュータウンの坂を凝縮したような千里中央地区で車イスでの移動体験を実施し、バリアフリーの状況を確認しました。その後、会場に戻り、感想や意見交換を行いました。

●車イス体験（千里中央地区）
■ルート確認してから出発！

■大丸プラザ前の歩道橋から、せんちゅうパルへ。

■「せんちゅうパル」南側のスロープ
・以前からあるスロープ（左側）はやや急。
・新しいスロープは距離は長いが緩やか。



■「せんちゅうパル」から新千里西町方面へのデッキに上がるスロープ
・急勾配で大変。上りも下りも怖い。



■「SENRITOよみうり」
・新しくできた施設で動きやすい。
・エレベーター、身障者用トイレともにバリアフリー対応がされている。



■「セルシー」から新千里東町こぼれび通りへ向かうスロープ
・勾配がキツくてなかなか上がれない。下りも怖い。



■「セルシー」から「千里阪急」方面へ
・千里阪急の入り口は1F、2Fともに自動ドアではない・・・。


■「阪急千里中央ビル」前のスロープから地上へ
・横断歩道と歩道の継ぎ目の段差も気になる。


■「せんちゅうパル」地上から「LABI千里」方面へのスロープ
・勾配がキツくて距離が長い・・・。


■「ファミリーマート」横のエレベーター
・通路が狭い。


■「せんちゅうパル」北側から「LABI千里」方面へのスロープ
・距離が長く勾配もキツイ。


■「せんちゅうパル」北側のスロープから千里中央コラボに戻る。




●参加者の感想・意見交換
・車椅子に乗ると目線が低くなって見える景色がいつもと違う！
・車椅子で室内に入ると、施設側の人の視線がこちらに向かい、サポートが必要でないかどうかなどの配慮をしていることが分かった。
・人やモノに当たらないように気を使う。
・車椅子を押すのは意外と疲れる。坂を押すのはしんどい。
・JINRIKI（車椅子補助器具）を装着して引っ張ると負担が軽くなる。（着脱に少しコツがいる）
・千里中央はスロープが充実しているが数が多くて疲れる。勾配もキツイものが多い。
・もともと階段のみだったところに後からつけたと思われるスロープも多く、角度が急すぎて車椅子に適していない箇所も見られた。
・車椅子とベビーカーは、階段や急なスロープでは移動困難な点で似ている。
・お年寄りが歩くのにも急すぎるスロープが目立った。手すりの重要性を再認識した。
・階段でしか行けないルートもある・・・。
・雨の日はなるべく地下を通って移動する。
・地下からモノレールの駅に行ければいい。
・新しい施設はエレベーター、身障者用トイレが最新で使いやすい。
・「LABI千里」の新千里北町方面からの入り口がフラットで便利。（店内からせんちゅうパルに抜けるスロープは急）
・最近の多目的トイレは、広くて使いやすいように工夫されているが、車椅子から便座への移動などが難しい人もいるのではと感じた。
・困っているときに誰かが助けてくれると嬉しい。
・不便をカバーする人の助けが充実していけばいい。
・体験してみて分かることも多く有意義に感じた。
・お互いを信頼しあって外を歩くことは楽しいし心強い。

・「車いす体験中」の札が目立って良かった。「千里市民フォーラム」のPRにも役立ったのではないか。
・車椅子体験で感じたことを千里市民フォーラムで具体化は出来ないけれど、いろいろな場面で活かすことはできるのではないか。（例：ワークショップなどの意見材料として）


次回サロンは、１０／２４（土）「まちライブラリー」＠もりのみやキューズモールの見学会を実施します！集合は１３時＠北千里駅改札前。※詳細は後日ＨＰにて公開

≪千里市民フォーラム　サロン≫
●と　き：９月１９日（土）１４～１６時
●ところ：千里公民館（千里中央駅前のコラボ内）
●テーマ：「千里のなんだ坂、こんな坂　パート２」
●申込不要。入場無料。出入自由。

※興味のある方は誰でも参加できます。



7月に実施した「千里のなんだ坂、こんな坂」のパート２をやります！

今回は、14時に会場に集合後、外に出て、千里中央地区での車いす移動体験をします。

その後、会場に戻り、安心して移動できる環境づくりや助け合いなど、それぞれの立場でできることを考えます。

実際に車いすで移動すると、千里中央がどれだけ移動が大変か、わかっていただけるかと思います。

貴重な機会ですので、ぜひご参加ください！！