2016年05月29日

代表あいさつ

代表あいさつどこにいてもすぐ近くにこんもりとした木々や道路を覆う並木の溢れる緑が目に入る千里ニュータウンは、まちができ50年が過ぎた今、新たなまちの姿を現しつつあります。全く新しくなるわけではなく、これまでの50年の積み重ねの上に時代の要請に応じた未来をデコレーションし始めました。千里市民フォーラムも活動を始めてから10数年の積み重ねの上に、今、新たな装いで千里の人々の前にその姿を現すべきです。

千里のまちや人々をこよなく愛する多様な人々が集まり、そのつながりを広げ、情報を集めて発信し、千里を住み続けたい、住み続けられるまちにするための一端を担ってきたのが千里市民フォーラムです。

しかし、私たちが緻密につなげて千里ニュータウンを網羅するように作ったネットワークも所詮は網です。どうしても向こうが透けて見えます。千里の市民からは私たちの活動が見えにくく、わかりにくいようです。

私は千里市民フォーラムの代表に就任し、千里市民フォーラムの活動を千里を住み続けたい、住み続けられるまちにするために必要不可欠なものにしたいと思っています。

これまで、私たちは、新千里東町や桃山台で荒れた竹林の整備をする「千里竹の会」や千里南公園や千里中央公園の秋の一夜を9万個のキャンドルで彩る「千里キャンドルロード」を生み出しました。私たちの活動を知ってもらい、活動に参加してもらうためには、千里の市民の活動をインキュベートすることが必要です。

従来、すでにネットワークを持った人々が集い、そのネットワークを広げることで千里市民フォーラムの活動が活発になってきました。ところが、千里に新しい住民が急増し、若い世代が増えると、ネットワークを持たないが何かをしたい人々が増えてきました。そして、彼らが千里のこれからを背負っていくのです。

千里市民フォーラムは、彼らが千里のまちのために何かを始め、その活動が広がり、しっかりしたものになるように、場や資金、人材を提供してバックアップする活動を積極的に行うべきです。

今年度は、手始めに『公園などの公共空間で千里の人々をつなげよう』を基本方針として、普段積極的に使われることがない公園などを市民が集まり楽しめる場所にするアイデアを実現します。このアイデアは、昨年度の「千里ニュータウンまちづくり市民フォーラム」(本年2月20日開催)で議論されました。今後の定例のサロンで準備を進めていきます。

そして、千里市民フォーラムだけではなく、千里ニュータウンそのものを人々に知ってもらうことが大切です。日本初の大規模ニュータウンとして人々の知識にはありますが、現在も「日本初」であり続ける姿を知ってもらいたいと思います。

そのために、南千里にある吹田市立千里ニュータウン情報館を活用しなければならないと感じています。公的な施設ではありますが、本来市民が積極的に運営に参加して千里ニュータウンの情報発信だけではなく、研究を含む情報収集などの活動に使われなければなりません。この課題の解決にも取り組みたいと考えています。

盛りだくさんの抱負ではありますが、千里市民フォーラムが新たな地平に向かうスタートを切り、千里が住み続けたい、住み続けられるまちにより近づくことができるようにみなさんのご協力をお願いします。

2016年5月 千里市民フォーラム代表 片岡 誠


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Posted by 千里市民フォーラム at 19:00│Comments(0)千里市民フォーラムとは
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